管理栄養士と栄養士の違いとは?仕事や給料、資格や免許に注目!
病院や保健センター、学校給食、社員食堂など、管理栄養士の方は様々なところに勤めています!
最近では、薬局などにも管理栄養士の方が勤務されていたりします。
そんな生活の様々な場面で活躍している栄養士、管理栄養士ですが、実際のところは何が異なるのでしょうか。
疑問に思ったので、調べてみました!
早速見ていきましょう!
管理栄養士と栄養士の違いとは?
まず、管理栄養士と栄養士については、厚生労働省が定めた「栄養士法」において定義が示されています。
栄養士とは
第1条 この法律で栄養士とは、都道府県知事の免許を受けて、栄養士の名称を用いて栄養の指導に従事することを業とする者をいう。
管理栄養士とは
2 この法律で管理栄養士とは、厚生労働大臣の免許を受けて、管理栄養士の名称を用いて、傷病者に対する療養のため必要な栄養の指導、個人の身体の状況、栄養状態等に応じた高度の専門的知識及び技術を要する健康の保持増進のための栄養の指導並びに特定多数人に対して継続的に食事を供給する施設における利用者の身体の状況、栄養状態、利用の状況等に応じた特別の配慮を必要とする給食管理及びこれらの施設に対する栄養改善上必要な指導等を行うことを業とする者をいう。
……さっっっぱり分かりません(笑)
栄養士法で定められている内容としては難しいですが、栄養士は都道府県知事から免許を受けているのに対し、管理栄養士は厚生労働大臣の免許を受けています。
もっと簡単に言うと、管理栄養士は国家資格が必要で、栄養士はそうではありません。
仕事面での違いですが、栄養士は学校給食や社員食堂などを中心に働く職業といえます。
管理栄養士は栄養指導等が可能なため、病院や保健所、保健センターで働くことも可能です!
管理栄養士と栄養士の給料には差があるの?
多くの管理栄養士・栄養士の方が就職先として考えるものに「受託(委託)給食会社」があります。
学食や社員食堂を担当している会社で、管理栄養士と栄養士の両方が働いている職場になります。
「受託(委託)給食会社」の給料の相場として、栄養士の基本給は約16万5000円~19万円となっています。
多くの会社では、管理栄養士の資格を持っている方には「管理栄養士手当て」というものが付きます。
これは会社にもよりますが、約2~3万円になります。
そのため、栄養士と管理栄養士の給料の差は、約2~3万円と考えられます。
やはり国家資格を持っているかどうかで、給料はそれなりに変わってくるみたいですね;
仕方のないところではありますが、学歴・資格というものが重視されているということを改めて実感します。
まとめ
管理栄養士は国家資格が必要で、栄養士はそうではありません。
管理栄養士は病院や保健所に勤めることが出来ますが、栄養士は出来ません。
会社にもよりますが、月給は2~3万円違うようです。
管理栄養士と栄養士の違いを簡単に説明しましたが、専門性を活かした業務を行える面、給料の面からも、やはり管理栄養士を目指す方が多いように感じます。
しかし、自身の将来像や学費のことなど考慮しなければならないことが多々あるとは思います。
資格取得の難易度の問題もあります。
(栄養士が簡単というわけではありませんが)
そのため、栄養士・管理栄養士を目指す際は、様々なリスクや可能性を考え、将来設計を進めてほしいと思います!