バニラの価格高騰の理由は?原因と値段を調査!アイスがなくなる!?
「バニラの価格が高騰!!」
という話はチラッと聞いたことがあったのですが、バニラの価格上昇に関する内容が今日5月7日のYahoo!ニュースに載っていました。
(Yahoo!ニュースになるなんてそんなにヤバいのか!?)
と思って興味が出たのと、個人的にバニラアイスが大好きなのもあって、バニラの価格とその高騰の理由を調べてみました!
また、ネットではもうアイスが食べられなくなるかもといったうわさもあったため、そちらも調査しました。
それではバニラの値段や価格高騰の理由などについて見ていきましょう!
バニラの価格変遷
バニラはラン科バニラ属の蔓性植物で、主にマダガスカルやインドネシアで生産されています。
現在、世界に出回るバニラのうち8割ほどはマダガスカル島で作られたものということなので、マダガスカル産のものの国際価格の変遷を書いていきます。
マダガスカルで1989年にバニラ市場が開放されると、その後だんだん値段が上がっていき、2003年には1キロ400ドル(約4万4,000円)ぐらいになったそうです。
バニラって思っていたより高いんですね;
調べてみたところ、バニラは栽培が大変なため香料としては高級品で、サフランについで高いものだったみたいです。
ところが2005年になると、需要と供給のバランスの関係で1キロ30ドル(約3,300円)にまで落ち込んだとのこと。
それから10年近くはほど横ばいの価格だったのですが・・・
2016年には1キロあたり400ドル(4万4,000)から500ドル(5万5,000円)、
現在では1キロあたり600ドル(約6万6,000円)~750ドル(約8万4,000円)で取引されているとのこと!
単価で考えると、アクセサリーなどに使われるシルバーの原料より高いみたいで驚きです!
これ以上高くなることはないのではないか?と考えられているみたいですが、しばらくは安くならないだろうとの意見も多いみたいです。
それでは、なぜバニラの値段が一気に上がったのかを見ていきましょう!
バニラ価格の高騰理由①
高騰理由の1つは、干ばつなどの異常気象で生産量が減ったことだと言われています。
先ほど書いたようにバニラは繊細で栽培が難しく、異常気象や病気でダメになってしまうことが結構あるみたいです;
また、去年2017年の3月にはマダガスカルの生産地をサイクロンが襲い、一気に生産量が落ちてしまったそうです。
当然、供給が少なくなれば値段も上がりますよね。
バニラ価格の高騰理由②
今度は需要の増加についてです。
バニラは食べ物以外に、アルコールや香水、化粧品の香料としても使われます。
ブームなども相まって、需要は伸びていっているそうです。
供給量は伸びないのに需要が増えていき、それが価格高騰の理由の1つだと考えられています。
バニラ価格の高騰理由③
価格の高騰を見越した買占めなどが起こり、バニラ価格高騰の一因になったと言われています。
なにかが不足している!っていうと、だいたい買い占める人が現れますよね(苦笑)
また、アイスクリームや化粧品製造会社が価格上昇を見越してあらかじめ多めに仕入れたケースもあるみたいです。
(企業戦略としては正しいですが)
それにより、ただでさえ供給が需要に追い付いていなかったところに更に出回る量が減り、高騰につながったと言われています。
他にも、マダガスカルの景気がよくなったことによる人件費の増加や、ネットの普及で現地の方が適正価格を知り、買いたたかれることがなくなったことも理由ではないかと言われています!
アイスが食べられなくなる!?
ネットでは、バニラアイスが食べられなくなるのでは!?っという声もあがっていました。
しかし、あらかじめバニラを多く仕入れていた企業は通常通り営業したり、量は多くないですが日本でも生産が始まっていたりと、すぐになくなったり価格が上がる可能性は低そうです。
バニラアイスが高くて買えなくなる
↓
他の味のアイスへの需要が高まる
↓
他のアイスが多少高くても売れるため値段が上がる
という流れで、チョコや抹茶アイスも高くなるなんてことはありうるかもしれませんね;
まとめ
現在、バニラの国際価格は600ドル~750ドルほどとのことです。
価格高騰の原因は、異常気象や病害による生産量の減少や需要の増加と言われています。
今後すぐにアイスが食べられなくなるといったことは起きないと思いますが、バニラ以外のアイスの値段が上がったり、バニラに似せた人工化合物が用いられることが多くなるかもしれません。
僕はバニラアイスが大好きなので、なくなってほしくない&高くならないでほしいのですが、簡単に解決できる問題ではなさそうですね;
今後の値段の変化や動向についても注目していきたいと思います!