【ネタバレ有】映画ポケモンキミにきめた!感想とあらすじの解説!
2017年7月15日(土)に、映画『劇場版ポケットモンスター キミにきめた!』が公開されました!
『ミュウツーの逆襲』から始まって20作目ということで、大作になっていることが期待されています。
今回は、映画の基本情報と登場するキャラ・声優、あらすじや感想などについて見ていきましょう!
※映画を見てのあらすじ・感想は7月15日(土)に観て更新します。
7月15日、更新しました。
また、この記事にはネタバレを含む内容がありますのでご了承ください。
2018年7月12日にテレビで放送されましたね!
映画館でものすごく泣きましたが、テレビでもまた泣いてしまいました(笑)
映画『劇場版ポケットモンスター キミにきめた!』の基本情報
クリックすると予告映像がスタートします。
予告映像1
予告映像2
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・原案 田尻智
・監督 湯山邦彦
・脚本 米山 正二
この映画の最初はサトシとピカチュウの出会いのリメイク、その後はサトシたちがホウオウに会いに行くオリジナルストーリーとなっています。
なお、初期のポケモンにはお馴染みのカスミとタケシは本編に一度も出てきません。
アニメとは別の世界線を描いた、アナザーストーリー的なお話と考えた方がいいかもしれません。
主要キャラとその声優
サトシ
松本梨香
10歳で家を出て旅を始めるという、なかなかアグレッシブな少年です。
アニメが始まって20年以上経つのに10歳のままという点にツッコんではいけません(笑)
帽子のデザインがアニメ初期の頃に若干似ていますが、微妙に違っていますね。
ちなみにこの帽子、サトシが応募ハガキを1,000枚出して懸賞で当てたものです!
(アニメ25話「おこらないでねオコリザル」より)
ポケモンの主題歌といえば『めざせポケモンマスター』ですが、この曲は松本梨香さんが歌っています。
今回の映画の主題歌はそのアレンジ曲なのですが、こちらも松本さんが歌っています!
ソウジ
本郷奏多
ポケモン博士を目指している少年です。
そのこともあってか、ちょっと堅そうな印象を受けますね。
オーキドにしてもウツギにしてもオダマキにしても、歴代ポケモン博士はフランクな人ばかりな気がしますが……
マコト
佐藤栞里
元気いっぱいな女の子です。
パートナーポケモンがポッチャマって、ヒカリとかぶっていますが大丈夫なのでしょうか。
ボンジイ
古田新太
ホウオウを追い続けている研究者です。
そういえば金銀版に、スイクンを追い続けるミナキという人もいましたね(笑)
ジョーイさん
中川翔子
ポケモンセンターでポケモンを回復してくれる女医さんです(笑)
「しょこたん」こと中川翔子さんはポケモンの情報番組に出ているほか、2007年以降のポケモン映画には必ず声優として出演しています。
クロス
逢坂 良太
強さを全てと信じているトレーナーということで、サトシのライバルの1人であるシンジに近い人物ではないかと思います。
声優は明かされていませんが、ポケモン映画では公開日間近or公開日まで声優が発表されないことはちょくちょくあります。
声優は逢坂 良太さんです。
ポケモンジェネレーションにも、サカキの息子役として出演していました。
マーシャドー
山寺宏一
サトシをホウオウのもとへ導く、幻のポケモンです。
ニンテンドー3DS本体とポケモンのソフト「サン」もしくは「ムーン」を持って劇場に行くと、このマーシャドーを受け取ることができます!
しょこたんは2007年以降でしたが、山寺さんは1998年の1作目『ミュウツーの逆襲』から全作品に声優として出演しています。
演技の幅も広く、芸達者などというレベルを遥かに超えています。
ホウオウ
ルギアと並ぶ伝説のポケモンです。
エンテイ・ライコウ・スイクンに命を与えたと言われています。
ルギアの方は2作目の映画『幻のポケモン ルギア爆誕』で活躍しましたが、ようやくホウオウの活躍の場が来ましたね!
映画のあらすじ
※すべてネタバレの上、映画ということで長くなっているためご注意ください
最初は、ポケモンリーグ決勝戦の様子から始まります。
大迫力のバトルをテレビで見ていたサトシは、ポケモンをもらえる10歳になる日を待ちわびていました。
そしてサトシの10歳の誕生日。
彼は大寝坊します。
当初はゼニガメをもらって旅に出る予定でしたが、既にフシギダネ、ヒトカゲと共に他の新米トレーナーが連れて行っていました。
残っていたのはピカチュウだけ。
恥ずかしがり屋で人になつきにくく、さらにモンスターボールに入りたがらない問題ありのポケモンでした。
引きずるように連れてきたサトシでしたが、彼を事件が襲います。
ポッポをつかまえようとして投げた石がオニスズメに当たり、群れで向かってきたのです!
必死でピカチュウをかばうサトシでしたが、2人(?)ともボロボロになってしまいます。
サトシは、モンスターボールの中なら安全だからボールに入るようにピカチュウに言い、自分はオニスズメに立ち向かいます。
しかしピカチュウはボールには入りません。
サトシの前に飛び出して渾身の力で電撃を放ち、オニスズメたちを追い払うことに成功します。
一緒に困難を乗り越えた2人はお互いを信頼し、大切なパートナーになります。
そのとき、伝説のポケモン「ホウオウ」が姿を現し、サトシのもとに「にじいろの羽根」が舞い降ります。
サトシはその姿に感激し、ピカチュウにこう言います。
「いつか、あいつに会いに行こうぜ!」
(オープニング)
そして時は流れ、サトシがエリカに勝利し、3つ目のジムバッジを手にした後の話になります。
サトシが立ち寄ったポケモンセンターに、大ケガを負ったシャワーズが運ばれてきます。
そのトレーナーは伝説のポケモン「エンテイ」にやられたと証言したため、サトシを含むトレーナーたちは、エンテイを探しに行きます。
ソウジ(ポケモン博士を目指す男の子)とマコト(元気いっぱいな女の子)と共にエンテイと戦いますが、軽くあしらわれて逃げられてしまいます。
サトシとマコトはお互いが邪魔したせいでエンテイを逃がしたと言い、バトルを仕掛けます!
サトシのピカチュウとマコトのポッチャマは白熱したバトルを繰り広げます。
ところが、ポッチャマのハイドロポンプが野生のイワークにヒットしてしまい、サトシとマコトは追いかけられることに。
力を合わせて危機を乗り越えた2人はお互いを認め、友達になって一緒に行動することにしました。
そのとき、嵐が来て大雨が降ってきます。
2人は雨宿りする場所を探す途中、弱ったヒトカゲと、ヒトカゲを捨てたクロスというトレーナーに出会います。
クロスに怒りを覚えるサトシたちですが、しっぽの炎が弱くなっていく(消えたら死んでしまう)ヒトカゲを救うことを優先し、雨の当たらない場所を探します。
運よく洞穴を見つけた2人は、そこでソウジと再会します。
ソウジの調合した薬とサトシの懸命な看病によって元気になったヒトカゲは、サトシに付いていくことにしました。
このほら穴の中で、サトシたちは影の中に何者かが潜んでいることに気づきますが、すぐに姿を消してしまいます。
それからバトルを重ね、絆を深めていくサトシとポケモンたち。
そのバトルの中でヒトカゲはリザードに進化します。
連勝続きのサトシでしたが、ヒトカゲを捨てたクロスとバトルすることになりました!
サトシはリザード、クロスはガオガエンを繰り出します。
善戦したサトシとリザードでしたが、ポケモンの力の差、そしてトレーナーの力量の差を見せつけられる形で初の敗北を喫します。
ポケモンを捨てるようなやつに負けるはずがない、負けてはいけないと思っていたサトシは、少し自暴自棄になってしまいます。
「ピカチュウなら勝てた」
「最初のポケモンがゼニガメかフシギダネなら…」
そんな言葉を口にするうちに、サトシのにじいろの羽根は色を失いかけていました。
にじいろの羽根には、悪しき心に触れたとき、色を失うという言い伝えがあります。
今にもにじいろの羽根が色を失うというとき、サトシは影の中にいたマーシャドーの力によって、夢の世界(?)へ飛ばされます。
そこではサトシやソウジ、マコトは学校に通っていますが、ポケモンたちは存在していません。
サトシは、一番の友達であるピカチュウの姿さえ思い出せなくなってしまいました。
それでも、なんとかピカチュウのような形をした黄色いモヤをつかまえると、サトシはすべてを思い出し、現実世界へ帰ってくることができました。
見ると、にじいろの羽根は元の色を取り戻していました。
サトシはポケモンのいない世界を経験することで、ポケモンたちの大切さが分かり、正しい心を取り戻したのでした。
マーシャドーには、にじいろの羽根を持つ者が悪しき心に染まりそうになったとき、その者のすべてを閉ざすことで、正しい心を思い出させる力があります。
マーシャドーの力もあってなんとか心を取り戻したサトシは、ホウオウが現れるというライゼン山脈へ向かうことにしました。
道中でホウオウに詳しいボンジイにも出会い、スイクンやライコウとも遭遇し、とうとう山頂近くまでたどり着きます。
そこへ、自分こそがホウオウに会うのにふさわしいとして、クロスが立ちはだかります!
組み合わせは以前と同じ、リザードVSガオガエン。
苦戦を強いられるリザードでしたが、ガオガエンの炎を浴びることでリザードンに進化します!
両者とも力を出し尽くし、勝利したのはリザードンでした。
しかし諦めきれないクロスはサトシからにじいろの羽根を奪い、ホウオウを呼び出そうとします。
その瞬間、にじいろの羽根は色を失ってしまいます。
そして、悪しき心を持つ者にホウオウを合わせるわけにはいかないということで、マーシャドーは皆を排除しようとします。
野生のポケモンを操るマーシャドーに苦戦するサトシでしたが、ソウジやマコト、クロスの助けでマーシャドーの所へたどり着き、バトルを挑みます。
必死に戦うピカチュウですが、にじいろの羽根によって強くなっていたマーシャドーに倒されてしまいます。
操られたポケモンたちに崖に追い詰められ、いよいよ絶体絶命のピンチに陥ったサトシとピカチュウ。
サトシは、モンスターボールの中なら安全だからボールに入るようピカチュウに言い、自分はポケモンたちに立ち向かいます。
しかしピカチュウはボールには入りません。
サトシの前に飛び出し、ポケモンたちを追い払おうとしますが……
オニスズメのときとは違って力尽き、地面に倒れ伏してしまいます。
このとき、サトシには、ピカチュウになぜボールに入りたがらないか尋ねたときの自分の声が聞こえていました。
操られたポケモンたちの攻撃がサトシとピカチュウを襲う瞬間、サトシはピカチュウの声を聞きます。
「いつも、一緒に、いたいから」
ピカチュウがボールに入りたがらない理由を知ったサトシは、初めてピカチュウをボールに入れて守ります。
同時にポケモンたちの攻撃が直撃し、サトシは1人ですべての攻撃を受けます。
すぐにボールから出てサトシを心配するピカチュウですが、サトシの姿は消えかかっていました。
悲しみに暮れるピカチュウでしたが、サトシのピカチュウへの想いとピカチュウのサトシへの想いによって、サトシは夢の世界から元の世界に戻ってくることに成功します。
戻ってきたサトシの手には、にじいろの羽根がありました。
マーシャドーは悪しき心を持つ者がホウオウに会うのは阻止しようとしますが、サトシはそうではありません。
役目を終えたマーシャドーは、サトシたちを見届けるとどこかへと消えていきます。
いよいよホウオウを呼び出したサトシたちは、ホウオウの力で傷が治り、元気になります。
ホウオウと向き合ったサトシは、バトルを挑みます。
ホウオウもそれに応じ、ピカチュウVSホウオウのバトルが始まります。
伝説のポケモンの圧倒的な力の前にもひるまず、勇敢に戦いますーーーー
そこで、サトシがポケモンセンターにピカチュウを連れてきている場面へ移ります。
ボロボロになりながらも嬉しそうなサトシとピカチュウを見て、ジョーイさんはどうしたのかと尋ねると、ホウオウとバトルしたと堂々と答えます。
どちらが勝ったかは語られていませんが、恐らくサトシたちは負けたのでしょう。
しかし、負けても非常にすがすがしいバトルだったようです。
共に行動してきたサトシとソウジ、マコトでしたが、とうとう別れのときが来ます。
サトシは世界一のポケモンマスターになるため次のまちに。
ソウジはファイヤー、サンダー、フリーザーの伝説を探しに。
マコトは母親に会うためフタバタウンに。
それぞれの目標に向かって、それぞれの道を行くことに決めました。
今度会った時の約束を合言葉のように交わし、そして別々の道を歩いていきます。
「「「バトルしようぜ!!!」」」
感想・まとめ
僕の評価としては、100点中100点でした!!!
始まった瞬間から懐かしさで涙があふれ、後半はストーリーに感動してずっと泣いてました(笑)
特に、ピカチュウがボールに入りたがらない理由を知った上でサトシがボールに入れて守るシーンは、涙が止まらなくて困りました;
この映画の見所は、アニメや映画を見てきた人にとって嬉しい要素が非常に多い点と、作品を彩る演出だと思います!
まず映画冒頭のポケモンリーグ決勝の様子ですが、「ミュウツーの逆襲」に出てきたソラオとスイートというトレーナーがバトルしています!
その後のオープニング映像にも、アニメのワンシーンやアニメ版「めざせポケモンマスター」の映像の一部がリメイクされて使われていたのは嬉しかったです。
クロスに捨てられたヒトカゲでクロスに勝利するというのも、シンジに捨てられたヒコザルを知っている人ならハッとするでしょう。
他にも、ポッチャマを持つマコトがフタバタウン出身だったりルカリオを持つソウジがトバリシティ出身だったりします。
そして映画のエンディングで、タケシ、カスミ、ケンジ、ハルカ、マサト、ヒカリ、アイリス、デント、シトロン、ユリーカ、セレナといった過去のパートナーたちが登場するのもいい演出だと思いました。
BGMもなつかしいものが多く、ポケモンファンに嬉しい要素は挙げるとキリがありません!
もう1つの映画の見所として演出と書きましたが、この映画で僕が一番好きなシーンは、サトシとピカチュウがマーシャドーに操られたポケモンに襲われるシーンです。
このシーンをより良く見せる演出として、オニスズメを追い払うときと同じ構図、セリフを使っています。
オニスズメのときと同じようにピカチュウが電撃で追い払うのかと思っていたら、完全に予想外の展開が来たのに驚かされました!
そこからピカチュウがしゃべったり、サトシがピカチュウをボールに入れたりと驚きの連続でした;
ストーリーに感動しつつも、映画の演出に感心してしまいました。
見所を2つ挙げましたが、それぞれ賛否両論となっているようです。
過去に放送されたアニメをリスペクトしたシーンは多いのですが、アニメと映画で展開が異なることがありました。
例えばレインボーバッジをゲットするシーンです。
アニメでは火事から逃げ遅れたポケモンを救出したお礼にバッジをもらいますが、映画ではバトルに勝ってバッジを入手しています。
また、ピカチュウがしゃべるシーンは、やはり反対意見が多いようですね;
ニャースと違ってそれまで全くしゃべらなかったキャラクターなので、驚くと同時にがっかりした人もいたようです。
実はアニメのポケモンを製作する際、ピカチュウは人間の言葉を話す予定だったそうです。
しかし声優の大谷育江さんの演技が上手で、鳴き声だけで何を言いたいか伝わってしまうためにしゃべれなくなりました(笑)
他にも、タケシやカスミがスタッフロールでしか出てこなかったり、ロケット団の影がかなり薄かったりするのも、ポケモンファンとしては悲しい点かもしれません。
ですが、個人的にはそれらを考慮しても非常に良い映画だったと思います!
お子さんが観ても面白いと思いますが、リアルタイムでポケモンアニメを見てきた人の方がより楽しめる作品かもしれません。
親子で来ている人が多かったように感じましたが、20~30代のポケモンファンにはぜひ見てほしいと思います!!!
最後に
僕は「げんがー」という名前で活動していますが、ポケモンのゲンガーを好きなことから来ています(笑)
当然ポケモンシリーズは大好きで、今回の映画にも期待していましたが、個人的には予想以上でした!
(少しですがゲンガーも登場しましたし)
また、完全に私事ですが、公開日の7月15日は僕の誕生日なので、何やら運命的なものを感じています(笑)
いい作品に出会えたという点で、最高の誕生日でした!