博多祇園山笠2017の行事日程や穴場は?女子がふんどしって何?
女子がふんどし姿になるお祭りということで話題の「博多祇園山笠(はかたぎおんやまかさ)」
女子がふんどしと聞くと問題しかないように思えますが、その辺りは大丈夫なのでしょうか。
今回は、博多祇園山笠について行事日程や穴場も併せて紹介していきたいと思います!
目次
博多祇園山笠の歴史
鎌倉時代の1241年、博多で疫病が流行りました。
そのとき、聖一国師というお坊さんが町の中を水を撒きながら回り、疫病がなくなることを祈ったことが発祥とされています。
この出来事が祇園祭や山笠へつながり、現在のようなお祭りという形になったのではないかと言われています。
ちなみに、博多祇園山笠の正式名称は「櫛田神社祇園山笠例題祭」といいます。
博多祇園山笠の行事日程
行事日程は毎年決まっており、7月1日~15日となっています。
2017も例年通り、7月1日(土)~15日(土)に行われます。
この期間は毎日行事が行われるのですが、日によって行事が変わります。
7月1日(土) 注連(しめ)下ろし
10日以降に山笠(神輿や山車状の祭具)を担いで走るコースを清める行事です。
肩に山笠の棒を乗せ、走ることを「舁(か)く」というそうです。
7月1日(土) ご神入れ
山笠に神を招き入れる神事です。
ご神入れが終わると、博多部を中心に14の山笠が一般公開されます。
山笠を舁く様子が見られるのは10日以降なので、それまでは山笠を見物しながら博多の街を歩くのがオススメです!
7月1日(土)・9日(月) お汐井とり
こちらはお清めと、お祭り期間中の安全を願う行事です。
箱崎浜まで走っていき、砂を持ち帰ります。
大規模なお祭となると、お清めも念入りに行うわけですね。
7月10日(月)・14日(金) 流舁き
いよいよ舁き山笠が見られます!
コースが毎年変わる上に公式発表も行われないので、事前に関係者に聞くしかないそうです。
この流舁きが始まる少し前に、山小屋と呼ばれる山笠が納められているところに行けば、男衆から情報がもらえるかも…?
7月11日(火) 朝山笠
こちらも流舁きではあるのですが、朝5時~7時頃に行われます。
博多のあちこちで「おっしょい!」の声が響き渡ります。
7月11日(火) 他流舁き
1日に2回舁くのはこの日だけだそうです!
7月12日(水) 追い山笠ならし
最終日に行われる「追い山笠」のリハーサルのような行事です。
リハーサルといえど、大迫力なことに変わりはありません!
7月13日(木) 集団山見せ
午後3時半から始まり、山笠を担いだ男衆が博多区から福岡市の中心部まで走ります。
最後には福岡市役所に7つの山笠が集結します!
7月15日(土) 追い山笠
博多祇園山笠のフィナーレで、かなりの迫力です。
そのぶん人気もすさまじく、1日だけで約100万人の観客が訪れます。
また、これとは別に7月1日(土)・2日(日)に子供山笠が行われます。
毎年7月1日~9日の土日に行われるそうで、今年は1日と2日の午後1時30分からです。
一回り小さな山笠を、小学生の子どもたちが元気に運びます!
雨天決行らしいのですが、
「なんとか雨は降らないで!」
と思うのは、僕だけではないはず…!
見所・穴場スポットは?
やはりというべきですが、一番の見所は15日の「追い山笠」だと思います。
お祭りのクライマックスということもあって多くの人が訪れるので、キチンと場所を選ばなければいけません。
せっかく見に来たのにほとんど見えなかったではガッカリしてしまいますしね。
それでは追い山笠を見るときのオススメスポットを紹介します!
①大博通り
大博通りは山笠が比較的ゆっくり進む上、歩道が広いため見やすくなっています。
じっくり見たい方に特にオススメです。
②旧西町筋
櫛田神社から一本奥に入った路地になりますが、かなり狭い通りになっています。
そのため、山笠が目の前を勢いよく駆け抜けていく姿を見ることができます!
しかし本当にすぐ目の前を行くので、お子さんを連れていく場合は十分注意してください。
また、勢い水(きおいみず)も飛んでくるため、ゆっくり楽しみたいなら大博通りの方をオススメします。
③廻り止め周辺
約5kmある追い山笠の終着点です。
博多祇園山笠のフィナーレである追い山笠のさらにフィナーレということで、盛り上がりは最高潮になります!
また、多くの山笠が一か所に集まる「集団山見せ」も見所満載です!
女子がふんどしってどういうこと?
博多祇園山笠は規模の大きさや観客の多さで有名ですが、ネットで検索すると「ふんどし」「女」が検索候補に出たりします。
男の人がこのお祭りに参加するとき、水法被姿にふんどしという格好になります。
しかし、博多祇園山笠は女人禁制で、女の人が参加することは禁止されています。
それでは、なぜ「ふんどし」「女」という言葉が出てくるのでしょうか!
その理由ですが、例外的に女の人でも参加できるものがあるからです。
さきほど紹介した「子供山笠」です!
子供山笠は小学生以下の子どものお祭りです。
「流」と呼ばれる派閥のようなものがあるのですが、一部の流では女の子の参加も許されています。
とはいえ、小さい子だからといって問題が起きないわけではありません。
過去には、ふんどし姿の女の子を撮影したとして、福岡の公務員の方が6ヶ月懲戒処分になったこともあります。
「女人禁制のお祭りなんだから女性は参加するな!」
という意見や
「女性も参加できるようにして男女平等に!」
という声があるので、簡単に解決できる問題ではないみたいです;
ちなみに今年の子供山笠の募集要項には「元気な小学生男児」とあるので、女性は子どもでも参加できないのかもしれません。
最後に
女性がお祭りに参加してよいかについては、いろいろと議論がされています。
しかし、お祭りを応援したり、屋台へ行ったりして楽しむことは全員に許されています!
みなさんも現地へ行き、大迫力のお祭りを間近で楽しんでみてはいかがでしょうか!