ゴーン辞任の本当の理由がヤバい!後任は誰?ルノー会長・CEO退任
カルロス・ゴーン氏が、ルノーの会長とCEO(最高経営責任者)を辞任したというニュースが発表されましたね!
さっそく詳しく見ていきましょう。
ゴーン氏辞任に関する報道
フランスのルメール経済・財務相は24日、仏ルノーのカルロス・ゴーン被告が会長と最高経営責任者(CEO)の役職から23日に辞任したことを明らかにした。同社は24日昼前(日本時間同日夜)に始まる取締役会で新CEOと新会長を決める見通しだ。
引用:日本経済新聞
ゴーン氏が退任・辞任するかについてはさまざまな意見がありましたが、この発表でほぼ確実となりましたね!
また辞任するときにルノーはゴーン氏に対し、競合企業で勤務しないことを条件に手当金の支払いを予定しているそうです。
金額は原則として給料の2年分とのことなので、相当な金額になりそうですね・・・
まさかまだお金を受け取れるとは!
ただ、今回は不祥事が絡んでいることもあり、手当金が支払われるかはまだ確定していないとのことです。
ゴーン氏は自ら辞任しようとしていた!?
読売オンラインの記事におもしろいものがあったので紹介します。
仏経済紙レゼコー(電子版)は22日、仏自動車大手ルノー会長兼最高経営責任者(CEO)のカルロス・ゴーン被告が自ら辞任する意向だと報じた。ゴーン被告は、「ルノーや、(日産自動車や三菱自動車との)提携関係の障害になりたくない」と話しているという。これに対し、フランスのルメール経済財務相は同日、仏テレビで、「現時点で辞表は受け取っていない」と述べるにとどめた。
引用:読売オンライン
この記事を要約すると、ゴーン氏はルノーに迷惑をかけたくないため自分から辞めるつもりだったということです。
うーん、驚きですね。
しかし本当にルノーへの迷惑を考えてのことなのか、少しでも印象を良くして手当金を受け取るためのパフォーマンスなのかは判断が難しいところですね・・・
また、辞任理由については他の可能性もあります。
ゴーン被告の保釈請求が今週認められなかったのを受けて勾留が長引く見通しとなり、ルノーでの職務遂行が妨げられることになるため、取締役会が行動を迫られたと関係者らは匿名を条件に話した。
引用:bloomberg
こちらは不正をしたからという理由ではなく、単純にルノーに顔を出せなくて業務ができないからというものです。
ルノーは新しい段階に入るために企業内の変革を急いでいるらしく、そんなときに業務に関われない会長はいらない!ということですね。
また、フランス政府はルノーの株を15%保有しており、取締役会に2席持っています。
要するにルノーでの発言権が非常に強いわけなのですが、今回のゴーン氏の辞任はフランス政府の賛同もあって決定されたようです。
ある意味、国からの圧力がかかったのかもしれませんね・・・
どの理由が決定的なのかはわかりませんが、
①ゴーン氏自らが辞任を望んでいたこと
②ゴーン氏がしばらく職務を果たせないとわかったこと
③フランス政府が賛同したこと
が合わさって今回の辞任、退任に結びついたようです!
後任は誰?
現在のところ、ルノーの新会長にはジャンドミニク・スナール氏、CEOにはルノー副CEOのティエリー・ボロレが指名されると予想されています。
ジャンドミニク・スナール氏
ティエリー・ボロレ氏
スナール氏は現在タイヤ大手ミシェランのCEOを務めている方であり、ずば抜けた経営力を持っていることがわかりますね。
自動車とタイヤということで知識も活かせることでしょう。
最終的な決定については、24日にルノーで行われる取締役会で決まるそうです!
またわかりましたら追記します。
しかしながら、次こそは不正と縁のない方が選ばれてほしいですね・・・
まとめ
ゴーン氏のルノー会長・CEO辞任は、
①ゴーン氏自らが辞任を望んでいたこと
②ゴーン氏がしばらく職務を果たせないとわかったこと
③フランス政府が賛同したこと
という理由があったようです。
ルノー会長の後任にはミシェランのCEOジャンドミニク・スナール氏、ルノーCEOの後任には副CEOのティエリー・ボロレ氏が指名されるとの見込みですが、次こそは不正のない経営をしてほしいですね。